概要
閉じたパスを白+アルファのマスク画像に変換するノードです。パスエディタで
描いた自由な形を、切り抜き(mask)や散布範囲(mask_scatter)に使える
形にします。「形はパスで描き、使い方はマスクで決める」の橋渡し役です。
使い方のポイント
- 定番の流れ:
multi_path_editor → path_mask → mask(画像の切り抜き) または→ mask_scatter(範囲内への散布) - 穴あき形状は
fill_rule = EvenOdd: 外枠と内枠を重ねて描けば ドーナツ・枠マスクになる path_strokeの線とシルエットをぴったり合わせたい時はpixel_perfectをオン- 通常のPP補正では
pp_mode、pp_closed_crossをオンにした閉パスでは 代わりにpp_closed_sideが有効になる - 塗り画像として使いたい(白ではなく色が欲しい)なら
path_fillが担当
関連ノード
mask/mask_boolean— マスクの使い先・さらなる合成mask_scatter— 範囲としての利用path_fill— 色付きの塗りが欲しい場合path_reverse— NonZero での穴制御
重なり方
| モード | 説明 |
|---|---|
| Union / 全部塗る | どれか1つの閉じパスの中にあれば塗る。普通に図形を重ねたいときの基本モード |
| EvenOdd / 中を穴にする | 重なるたびに塗る/抜くが切り替わる。ドーナツや枠のように「中を抜きたい」とき向け |
| NonZero / 向きで穴を決める | パスを描いた向きで塗るか穴にするかを決める。外周と穴を自分で描き分けたい上級者向け |
ピクセルパーフェクト
- オフ: 通常の輪郭を基準にマスクを作る
- オン:
PathStrokeと同じ PP 補正後の輪郭を基準にマスクを作る
PathStroke の見た目と面のシルエットを揃えたいときはオンにします。
アルゴリズム
- 閉じたサブパスだけを対象に
rasterize_subpathで輪郭ピクセル列を取得 - 複数サブパスを 1 つの面として扱い、各ピクセル中心に対して
fill_ruleで内外判定 - 塗り領域と輪郭に白 (
1,1,1,1) を描き、それ以外は透明のまま出力
使用例
パスからマスクを作る
[MultiPathEditor] → path → [PathMask(fill_rule:Union)] → [Preview]
画像をパス形状で切り抜く
[PixelCanvas] → source → [Mask] → [Preview]
↑
[PathMask] → mask
面散布の範囲を作る
[MultiPathEditor] → [PathMask] → [MaskScatter]
注意事項
- 開いたサブパスは無視されます
- 閉じたサブパスが無い、またはPathが未接続の場合は透明画像になります
PathFillと違い、複数サブパスをまとめて面として扱いますMaskノードで使う前提のため、出力は白+アルファの画像です- 図形が重なった部分もそのまま塗りたい場合は
Union / 全部塗るを使います