概要
ベジェ曲線を手で描くための「筆」にあたるノードです。ダブルクリックで専用エディタが開き、
点を打って線や形を定義します。パスはそのままでは絵にならず、path_stroke(線を引く)や
path_fill(塗る)につないで初めてドット絵になります。剣・ツタ・炎の輪郭のような
「決まった形」を作る出発点です。
- バージョン: 3
- インタラクティブ: はい(ダブルクリックでエディタを開く)
- エディタ:
PathEditor - 日英対応: はい(
useI18nによる完全ローカライズ)
使い方のポイント
- 矩形・円などの単純図形は描かずに
shape_generateを使う方が速い。このノードは 自由曲線・オリジナルの輪郭用 - エディタのキャンバスサイズは既定でプロジェクトのキャンバスに揃う。座標は 後段のラスタライズでそのままピクセル座標になるので、対象素材と同じサイズで描くとよい
- よく使う形は 💾 で
.pxpathに保存してストックする(既定の保存先はuser_data/paths/single/)。別プロジェクトでも読み込める - 形を動かしたい(アニメ)場合は、セグメントをピン化して
segment_unpack→ 波形ノード →segment_packで座標を外部駆動できる(下記「セグメントの外部制御」)
よくある失敗
- 描いたのに何も表示されない: パス出力は「線のデータ」であって画像ではない。
path_stroke/path_fillを通して画像化する - 塗りつぶせない: パスが開いたまま。エディタの 🔒(閉じる)でパスを閉じてから
path_fillにつなぐ - 線がにじむ・ガタつく: ラスタライズ側の問題。
path_strokeの太さ・ ピクセルパーフェクト補正の設定を確認する - 保存データが壊れている: 空文字だけが正常な空エディタです。非空の不正JSONは 空パスへ置き換えずエラー表示し、元データのコピーか明示的なリセットを選べます
segment_countは表示・エディタ同期用です。セグメント本体はpath_dataから決まり、 数だけを変えて新しいセグメントを作ることはできません- 外部接続した
seg_Nは8座標すべてが必要です。不完全なMapは黙って無視せずエラーになります path_dataに存在しない番号のseg_Nを接続した場合も、黙って無視せずエラーになります
エディタ機能
ツールバー
| ツール | アイコン | 説明 |
|---|---|---|
| フリー | 🔀 | 制御点の移動 + 末尾追加 + 曲線上分割の統合ツール |
| 追加 | ➕ | 新しい制御点をクリックで追加 |
| 移動 | ✋ | 制御点をドラッグで移動 |
| 削除 | ❌ | アンカーをクリックで削除 |
| 選択 | ⬚/〇/⬣ | 範囲選択(ドロップダウンでモード切替) |
範囲選択ツール(ドロップダウン)
| モード | アイコン | 操作 |
|---|---|---|
| 矩形選択 | ⬚ | ドラッグで矩形範囲を作成 |
| 投げ縄選択 | 〇 | ドラッグでフリーハンド範囲を作成 |
| ポリゴン選択 | ⬣ | クリックで頂点追加、ダブルクリックで確定 |
選択した制御点はドラッグで一括移動可能。Shift+クリックで個別追加、Shift+ドラッグで軸拘束。
その他のツールバー機能
- 🔒/🔓 閉/開: パスを閉じる/開くトグル
- #ON / #OFF: セグメント番号表示の切替
- 💾 保存: 現在のパスを
.pxpathファイルに保存 - 📂 読込:
.pxpathファイルからパスを読込 - 🔍 N×: 現在のズーム倍率表示
ファイル保存/読込(.pxpath 形式)
パスデータを個別ファイルとして保存・読込できます。プロジェクト保存とは独立した機能です。
ファイル形式:
{
"format": "PixPipelinePath",
"version": 1,
"type": "bezier",
"data": { "segments": [...], "closed": false }
}
保存したファイルは、マルチパスエディタで新規レイヤーとしてインポート可能です。
キャンバス操作
- ズーム: マウスホイール
- パン: 中ボタンドラッグまたはスペース+ドラッグ
- Shift+クリック: 16方向ピクセルスナップ
- Ctrl+Z / Ctrl+Y: Undo / Redo
操作ヘルプ(エディタ下部)
各ツールの操作方法がエディタ下部に自動表示されます(日英対応)。
使用例
基本的な使い方
- ノードをダブルクリックしてエディタを開く
- 制御点をクリックしてパスを描く
- Path 出力を PathStroke や PathSample に接続
セグメント番号の確認
- エディタのツールバーで
#ボタンをオンにする - 各セグメントの中央に番号バッジが表示される
- SegmentUnpack で分解する際の参照に使用
セグメントの外部制御
- Inspector で
seg_Nの📤で出力ピン化 - SegmentUnpack ノードに接続して座標値を分解
- SineWave 等で座標値を加工
- SegmentPack ノードで再構成
seg_Nの📌で入力ピン化して外部セグメントを接続
パスの再利用
- エディタで💾ボタンをクリックしてパスを
.pxpathに保存 - 別のノードや別プロジェクトで📂ボタンから読込
- マルチパスエディタに読込む場合は新規レイヤーとして追加される
関連ノード
path_stroke/path_fill— パスを線・塗りとして画像化する(ほぼ必須の次段)multi_path_editor— 複数のサブパスをレイヤーとしてまとめて管理したい場合shape_generate— 矩形・円などの定型図形はこちらが速いpath_transform/path_array— 描いたパスの変形・繰り返し配置